生物多様性

未来の子供たちが現在の私たちと同じように自然の恩恵を受けられるように

© Rod Mast

 

生物多様性は、私たちの生活にとって欠かすことができません。 食料、清潔な水の供給、防災、安定した気候なども、生物多様性からもたらされます。

しかし種の絶滅は急速に進んでいます。
未来の子供たちが現在の私たちと同じように自然の恩恵を受けられるようにするには、どうしたらよいのでしょうか?

私たちは自分たち自身のために、そしてこれからも人類が生き延びるために自然を守らなければなりません。

例えば、植物、サンゴなど、様々な生き物の中に見られる成分は、作物を守るための殺虫剤や防カビ剤だけでなく、驚くほど効果を持つ医薬品の開発につながっているものが多くあります。生物多様性を守る活動によって、地球の生物種がもたらす化合物、遺伝資源などを使うことで、さまざまな問題に対する解決策が生み出されてきました。同じように森林は、大気中の二酸化炭素を吸収するという点で、気候変動に対し有効な働きをします。何もしなければ失われてしまう森林を守ることは、二酸化炭素の排出を防ぐ、温暖化効果ガスの排出削減の取り組みでもあります。そのように森林は、最も有効な気候変動対策なのです。

自然の恵みを​守る取り組み

現在、CIが優先する活動地域の多くは、潜在的な生態系サービスが地球上で最も集中しています。例えば、アマゾンは、地球最大の淡水生態系です。そうしたスケールの自然生態系に存在する生物多様性がもつ隠された経済的評価が加われば、これらの地域の価値はさらに高まるはずです。​​

気候変動のもとで、さらに深刻な影響がますます頻繁に発生することが予想される今、生物多様性の価値をもっと多くの人に理解してもらうことが必要です。

未知の可能性

いかなる場合でもCIは、自然の恵みから得られる機会や収入が、特に地元の人々に公平に分配されるよう努めています。地元の人々は多くの場合、その地域の生物多様性の”管理者”であるからです。CIは、人類の未来が最終的に依存することになるであろう生物多様性が、短期的なニーズにのみ対応して策定された開発計画によって侵害されることのないよう、公共セクターと民間セクターの両方に働きかけています。

 

​​生物多様性に関する様​々なアプローチ​​​​

Aerial view of landscape with Kwerba airstrip in the distance in Papua, Indonesia 
© Bruce M Beehler

ビジネスへの働きかけ

CIは、政府や企業が生物多様性への影響や依存度を定量化し、将来世代も適切に自然を管理できるように支援しています。ビジネスは例外なく、自然に影響を与えるとともに依存しています。生物多様性の適切な評価と管理は、持続可能な発展にとって欠かせません。

© Heng Wang

生物多様性の持続可能な利用

それぞれの地域にある伝統的知識を適切に継承しながら、科学的なアプローチを用いることで、生物多様性の保全と持続可能な利用を同時に促進します。そうして自然と共生した社会モデルを構築していきます。

© Riza Marlon

優先地域

地球環境保全は、多大なる時間とコストがかかります。そこで私たちは、戦略的に優先地域を定め、効果的および効率的に保全活動を実施しています。

© Conservation International/photo by Andrew Kolb

国際的な枠組み

生物多様性を保全し、持続的に管理していくためには、法的な枠組みやルール作りが必要です。CIは、生物多様性条約など、包括的かつ効果的なメカニズム構築のために、日本政府、国際機関、さらに他国政府との連携を進めています。