海, 保全, 環境問題, 解決, NGO

人類の生存に欠かせない海を守る

© Cristina Mittermeier/sealegacy

海はすべての生命の源です。
しかし、海は極度の危機に瀕しています。

気候変動の影響による、かつてないレベルでの海水面の上昇や海水温の上昇は、近年、国連の報告書で警告されていたことのわずか一部に過ぎません。このままいけば、今世紀の末頃には、海水温はさらに高くなり、海は酸性に変わり、生き物たちの気配のない状態になってしまうでしょう。それはつまり、私たちの生活、地球の気候システム、そして何十億人もの人々の食料安全保障という面においても、絶望的であることを意味しています。

国連が発する厳しい警告が現実になるのを防ぐためには、変革的なアクションが早急に必要です。

世界の現状

7分の3

世界で7人のうち3人は、シーフードを主なタンパク質源にしています。

44%

世界で約44%の人々は、海から150キロメートル以内に暮らしています。

10倍

沿岸地域には、熱帯林における単位面積当たり10倍に相当する二酸化炭素が固定されています。

 

コンサベーション・インターナショナルのオーシャンセンターは、国際的な海洋保全の取り組みを主導しています。オーシャンセンターは、10年以上にわたり培ってきた企業や政府、コミュニティとの協働経験に基づき、地球規模での海洋保護を推進することを目指しています。先端技術と社会的イノベーションを組み合わせ、世界各地で保全団体、企業、政府らとパートナーシップを組んでいます。

 

プラネタリーゴール

-2030年までに達成すべきこと-

世界の海洋の30%がそれぞれの地域に沿った手法で積極的に保護され、漁獲される魚介類の75%は、社会的責任を伴い、環境に配慮した、持続可能な方法で調達すること。

 

私たちの取り組み

40+
12カ国以上で40以上の持続可能な漁業の導入を支援しています
22+
22カ国以上で、漁業管理の改善とマングローブ林の再生を通じて、沿岸コミュニティの気候変動に対する緩和または適応を支援しています。
500万+
これまで500万平方キロメートル、20カ国以上の海域にまたがる海洋保護区創設を支援してきました。

 

コンサベーション・インターナショナルは、世界的に重要な地域において、次の方法により自然に基づく開発アプローチを実行しています。

  •  世界各国が海洋保全の規模を拡大できるよう、多大な資金と人的資本を生み出し、活用しています

  •  マングローブなどの沿岸生態系を保護および再生するための経済的、政策的インセンティブを創出しています

  • 水産業の有害な政策や慣行を撤廃するために働きかけています



コンサベーション・インターナショナルの約束

 

© Jessica Scranton

2025年までに、少なくとも20の地域における漁業・養殖場の健全性と管理を向上します。

 

 

© Jessica Scranton

海岸線を保護・再生し、2030年までに世界のマングローブ被覆率を20%増加させます。

 

 

© Luciano Candisani/iLCP

2025年までに少なくとも、1,800万平方km(全海洋の5%)の海域で保護を推進します。

 

 

 

 

ブルーネイチャーアライアンス(Blue Nature Alliance)

2020年、コンサベーション・インターナショナルとピュー慈善トラストは、有害な漁法から生物多様性の損失などの海に対する最も重大な脅威に対処するための大胆な新しいイニシアティブ「ブルーネイチャーアライアンス」を立ち上げました。ブルーネイチャーアライアンスは、今後5年間で、世界的に海洋保護区を効果的に倍増させることを目指しています。 それが達成されれば、2030年までに少なくとも全海洋の30%を保護する、という目標に向けて取り組むコミュニティ同士の協働が更に促進されます。

エシカルなシーフード

コンサベーション・インターナショナルは、人々の幸福と環境の持続可能性の環境の結びつきに取り組んでいます。環境、人権、そして業界のリーダーたちと共に、主要な産業と小規模漁業のサプライチェーンを変革させる「社会的責任のある水産業のモンテレーフレームワーク(Monterey Framework for Socially Responsible Seafood)」を実践し、漁師たちの市民的、政治的、経済的、社会的、文化的立場を守るための社会的セーフガードを担保しています。CIは環境と人権において最も危機的な状況にある地域で世界の戦略的パートナーへ研究と技術的なキャパシティを提供しています。

 

 

 

現地プロジェクト紹介

コンサベーション・インターナショナルが世界各地で実施しているプロジェクトをご紹介します。

 

© Conservation International/photo by Tim Noviello
フィリピン・イロイロ州

フィリピンは気候変動の影響を最も受けている国の一つです。
激しい熱帯性低気圧がより頻繁に発生し、破壊的な暴風雨が沿岸地域を襲っています。コンサベーション・インターナショナルは、従来採用されていた人工インフラ(防波堤など)と自然の防波堤(マングローブ林など)を組み合わせた「グリーン・グレイ」プロジェクトで、未来の暴風雨の被害を最小化にするために取り組んでいます。

© Paul Hilton for Conservation International
東ティモール・アタウロ島

東南アジアの東ティモールは、広大なサンゴ礁に囲まれた海洋生物の宝庫で、世界中からダイバーが訪れています。コンサベーション・インターナショナルは、12箇所におよぶ地域コミュニティ主導の海洋保護区を統合し、一つの大きな保護ネットワークを形成するためのイニシアティブを立ち上げました。海洋保護区では人間による活動は制限されるので、過剰漁業を防ぎ、海を健やかに保つことができます。今では地元コミュニティが海洋保全を通して生計を立てられるようになりました。

© Conservation International photo by Marco Quesada
コスタリカ・ニコヤ湾

コンサベーション・インターナショナルは、中央アメリカで最も生産性の高い河口の一つであるコスタリカのニコヤ湾において、多様なマングローブの生態系を保護し、再生するために活動しています。ニコヤ湾のマングローブ林は多くの生き物の生息地を提供しているほか、漁業的にも重要な地域であり、6000人以上におよぶ漁師たちの生計を支えています。これまで1世紀以上にわたり、地域コミュニティの主な食料源を支えてきました。マングローブ林は、海の水質を保ち、海岸侵食を防ぐ役割としても重要な生態系です。

エクアドル

2019年、コンサベーション・インターナショナルは、エクアドルの海洋保護、管理、長期的な持続可能性を支援するために、600万米ドルの資金を基にした「エクアドル・アズール基金」の創設を発表しました。エクアドル・アズールは、世界最大のマンタの個体群から、太平洋沿岸最大級のマングローブ林まで、莫大な数の海洋生物多様性の保護、そして、2000平方キロメートルにわたる沿岸の生態系の保護を支援しています。

 

 

重点テーマ