Night falls over Rio de Janeiro

気候変動

気候変動は社会を根底から変えつつあります。人類の未来は今の私たちにかかっています。

© Nikada

 

食料生産システム、経済、都市、コミュニティ。全て、これまで人類が経験してきた気候に合わせて築き上げられてきました。

気候が急速に変化したら?

先行きの分からなくなった地球という星に暮らす私たちの誰一人、気候変動から逃れられることは出来ません。気候変動に協力して取組むことが、私たちに残された唯一の道です。

 

なぜ気候が重要なのでしょう?

気候の安定

二酸化炭素及び他の温室効果ガスは、大気中の熱を捕らえ、地球の気候を安定化させてきました。しかし、過去数十年間の人間の活動によって、気候の安定性が損われるほどの温室効果ガスが排出されてきました。米海洋大気局によると、2015年3月に、大気中の二酸化炭素の世界全体の月平均濃度が400ppmに達しています。

私たちの安全

大都市から小さなコミュニティまで、地球上の人口の50%が海岸の近くで暮らしています。気候変動と海面上昇によって破壊的な力を持つ嵐や高潮のリスクが増大しており、人々はリスクにさらされています。

私たちの飲み水

誰もが安全な水にアクセスできるべきです。しかし、気候変動によって乾燥が進み、長期にわたる旱魃が発生する地域も現れ始めています。気候変動によって、多くの地域で水資源の利用可能性が最大50%減少するとの推計があり、人々の生計は取り返しがつかない程の損失を受ける可能性があります。そして、水の利用をめぐる争いが起きることも懸念されています。一方、他の地域では、雨量が増え、破壊的な洪水が増えると危惧されています。

私たちの食料

専門家は2050年までに地球規模で食料需要が倍増すると推計しています。最近の研究によると、気候変動によって多くの地域で植物の生育時期に変化が生じており、今後さらに進むと考えられています。すなわち、気候変動は農業にも大きな影響を与えることになります。温暖化する地球で全ての人々の食料を確保するためには、私たちはより効率的に水と土地を使う必要があります。

 

なにが問題なのでしょう?

#1 人に起因する最大の排出源

化石燃料への依存

化石燃料の燃焼が、人による温室効果ガスの最大の排出源です。今後も排出量が増え続ければ、私たちは気温上昇に伴う気候変動の破壊的な影響にさらされるでしょう。より多様化したクリーンなエネルギーと省エネの促進が、温室効果ガスの排出削減に欠かせません。

50% 人口の50%が沿岸部に居住

脆弱な沿岸地域

地球上の人口の50%が海岸の近くで暮らしています。しかし、居住環境と土地利用の変化によって、高潮、海面上昇、侵食から沿岸地域を守る自然の緩衝材としての湿地と沿岸部の森林が劣化し、破壊されています。

11% 人に起因する排出量の11%

森林減少と土地利用の変化

熱帯の森林には大量の炭素が蓄えられています。森林を伐採し、あるいは放牧地や農地に転換するために森を切り拓けば、蓄えられていた炭素が大気中に放出され、気候変動が加速化します。人に由来する温室効果ガスの排出の11%が森林減少に起因すると言われています。

< 0.1% 全世界GDPの0.1%未満

資金不足

気候変動が現実化した地球に人間社会を適応させるためには年間700億米ドル(全世界のGDPの0.1%以下)が必要と推計されています。しかし、現在までに気候変動対策のために国際社会が用意している資金はそれを大幅に下回っています。

CIが提示する解決策

世界の科学者の集まりである気候変動に関する政府間パネル(IPCC)では、気候変動によるさらなる悪影響を避けるためには、2050年までに世界中で少なくとも1990年比で排出量を半減する必要があると推計しています。この喫緊の課題に対して、迅速な対応が求められています。世界中で、最も脆弱なコミュニティが既に気候変動の悪影響に苦しんでいます。

CIは、海面上昇、激しい嵐、頻度が増した洪水などの課題に適応するコミュニティへの支援において、様々なパートナーとともに先駆的な取り組みをしてきました。私たちは、健全な環境、気候変動による影響の最小化、農家の生活向上を支援する新たな農法も開発しています。CIは、現地での知見と科学的なノウハウに加え、政策決定者がよい決定をするために必要な現実的な提案もしています。