スターバックス + コンサベーション・インターナショナル

20年以上にわたり続く、コーヒーの倫理的調達を普及させるための歩み

 

私たちはともに協力し、持続可能で、透明性が高く、人と地球にとって優しい、新たなコーヒー生産の方法を生み出しました。

 

 

コーヒーの倫理的調達により、誰がその恵みを享受できるでしょう?
ルワンダのパートナー、ギテシコーヒー農園(左)は、女性たちによって、女性たちのために運営されているコーヒー農園です。 ギテシ農園は、スターバックスのC.A.F.E.プラクティスの実践を通じて、持続可能な農業が保証された数千ある農園の一つです。

しかし、やるべきことは常にあります。スターバックスは、「100%の」倫理的なコーヒー調達に取り組んでおり、コンサベーション・インターナショナルは、この取り組みの誇り高きパートナーです。


CIの役割


生産者コミュニティを、新興の森林炭素市場へつないだり、生産者のための少額融資を創設したり、C.A.F.E.プラクティスプログラムを導入しながら、コーヒー農家とともに原点に立ち、コーヒーセクターにおける革新を続けています。

 

これまでの数字

 

「C.A.F.E.プラクティス」の実践を通じて、4大陸で200万人以上のコーヒー生産者に便益がもたらされている。

「2014-2018  C.A.F.E.プラクティス インパクトレポート」はこちら ※日本語仮訳

 

 
© Cristina Mittermeier

コーヒー生産者のためのデジタルトレーサビリティの設計

コンサベーション・インターナショナルとスターバックスから成るチームは、デジタルトレーサビリティがもたらす便益を明確にした上で、現地訪問を行い、協同組合や農場経営者、生産者、その他主要なコーヒー生産関係者にインタビューを行いました。そして、最適なトレーサビリティプログラムを設計しました。

レポートを読む ※英語版

© Conservation International/photo by Miguel Ángel de la Cueva

インパクト評価

インパクト評価は、2014年から2018年までを対象としたものです。スターバックスのC.A.F.E.プラクティスのコーヒー供給が、年ごとにどのように変化しているか、より深く理解することができます。

インパクト評価レポートを読む ※英語版

​プログラム

コンサベーション・インターナショナルとスターバックスは、コーヒー生産地の人々と、豊かな生態系を守るためのプログラムを開発し、実行しています。

 

Origins Experience trip for CI and Starbucks employees visiting coffee-growing farms in Sumatra, Indonesia
© CI/photo Joanne Sonenshine

倫理的なコーヒー調達

コンサベーション・インターナショナルとスターバックスは、倫理的なコーヒー調達のためのガイドラインを共同で開発しました。

「C.A.F.E.プラクティス」のガイドラインは、人と地球どちらにとってもより良い方法でコーヒーを栽培するために開発されました。この共同イニシアティブの継続的なモニタリングと評価を通じて、プログラムの成果を測りながら、新たな課題と機会を特定することで、世界各地のコーヒー生産コミュニティへの支援を拡大するためのベストプラクティスを決定していくことが可能になります。

 

© Conservation International/photo by Miguel Ángel de la Cueva

「サステナブル・コーヒー・チャレンジ」

コンサベーション・インターナショナルとスターバックスによって構想が生まれた「サステナブル・コーヒー・チャレンジ」は、コーヒーのサステナビリティに取り組む18の創設パートナーとともに、2015年のパリ気候会議の間に発足しました。以降、各地のコーヒーセクターから160以上のパートナーを得るまでに成長しています。

サステナブル・コーヒー・チャレンジ」は、コーヒーを“世界で最初の持続可能な農産物”にするために必要なアクションと投資を促進するため、コーヒー業界全体を巻き込み、団結させるプラットフォームです。チャレンジは、国の政策決定から最終消費者への意識啓発に至るまで、バリューチェーン全体で、サステナブルコーヒーの需要喚起に取り組んでいます。社会全体でサステナブルコーヒーへの需要を喚起することが、持続可能な生産への移行を可能にし、私たちが日々飲んでいるコーヒーが持続可能な商品であることを保証するための、さらなる投資へとつながると信じています。

 

© Joshua Trujillo, Starbucks

1億本の木の約束

2017年4月、スターバックスは、2025年までに1億本の健康なコーヒーの木をそれを必要とするコーヒー生産者へ届けることを発表しました。

この取り組みは、世界各地のコーヒー生産者を包括的に支援するために、スターバックスが継続している取り組みの一つです。コーヒー産地の農家に健康な苗を提供することで、既存の農園の生産性を高め、農園面積を森林地帯へこれ以上拡大させないようにすることができます。

また、この取り組みは「サステナブル・コーヒー・チャレンジ」が発表した「コーヒーの木を10億本植える」という、業界全体の目標にも貢献します。生産者、コーヒー業界、自然環境にとって、良い結果をもたらすことが期待されています。このスターバックスの1億本というコミットメントは、世界中で数百万本の木に被害を与えている植物性菌類「コーヒーさび病」によって、作物が被害を受けた農家を支援するために開始し、成功した「One Tree for Every Bag」キャンペーン(2015年9月から2017年6月)を元に運営しています。

このキャンペーンを通じて、スターバックスはアメリカ国内のキャンペーン参加店舗で販売したコーヒー1袋ごとにコンサベーション・インターナショナルに寄付し、コンサベーション・インターナショナルが苗木生産者へ働きかけ、エルサルバドル、グアテマラ、メキシコのコーヒー生産農家に新たなさび病耐性のある、コーヒー苗木を直接提供することに成功しました。

 

© Joshua Trujillo, Starbucks

メキシコ・オアハカ州で ”ネットポジティブ“ なコーヒー産地を設立

2016年9月、コンサベーション・インターナショナルとスターバックス財団は共同で、メキシコ・オアハカ州において、コーヒー生産者、地域コミュニティ、水資源保全すべてにプラスの成果をもたらし、定量化することのできる「ネットポジティブインパクト」なコーヒー産地を検証し、設立することに成功しました。このプロジェクトは、コーヒーセクターにおける、生産地由来の投資の新たなモデルを提唱しています。コンサベーション・インターナショナルは、コーヒーの生産性だけでなく、野生生物保護や地域コミュニティへの食料調達と収入の多様化を支援する「シェイドグロウン栽培法」の管理システムの活性化にも重点を置いています。

スターバックスの100%倫理的なコーヒー調達を目指す挑戦は続く

 

 

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