重点テーマ
自然は、生命そのものです。
私たちが生きるために必要な空気、水、食べもの…
それらはすべて自然がもたらす恵みです。
大切な自然を守るためには、限られた時間や資金、
人的資源を最大限効率的に活用することが重要です。
コンサベーション・インターナショナルは、3つの戦略的重点テーマを柱に、
多様なパートナーシップを通じて自然保護活動に取り組んでいます。
気候対策
炭素を大量に吸収・貯蔵する能力を持つ重要な場所を特定して保護し、コミュニティとともに自然再生や適切な管理に取り組み、「自然を活用した気候対策」を実践しています© Thomas Muller
海洋保全
先端技術と社会的イノベーションを組み合わせ、海洋保護区面積の倍増を目指すと同時に、持続可能な漁業の開発と実現に世界規模で取り組んでいます。
© Cristina Mittermeier/sealegacy
持続可能な経済
人と自然にとって重要な場所で持続可能な生産と自然保護の両立を目指しています。地域社会や企業とともに開発モデルを設計および実行し、ネイチャーポジティブな経済を推進しています。© Robin Moore/iLCP
5つのアプローチ
自然を脅かす問題は、その性質も解決策も多様です。私たちは、5つの戦略的アプローチを通じて、持続可能な解決に取り組んでいます。
科学に基づく戦略
科学は、常に私たちの活動の指針であり、行動を支える推進力です。客観的なデータと分析によって保全の優先順位を明確にし、効果的な解決策を導き出します。さらに、その成果や政策を実践につなげることで、人と自然の双方に利益をもたらし、長期的で持続可能な投資を呼び込む力となります。
革新的なファイナンス
革新的なファイナンスは、自然保護の取り組みをスケールアップかつ持続させる仕組みです。新しい資金源を開拓し、自然のためにお金を循環させる仕組みを作ることで、重要な生態系を長期的に守り、人と自然がともに繁栄できる未来を支えます。
地域社会との協働
先住民や地域社会は、世界の陸地の4分の1以上を守る「自然の番人」です。彼らの権利を尊重し、伝統的知識と科学・技術を組み合わせることで、健全な生態系と持続可能な暮らしを両立し、誰もが参加できる保全を実現します。
政府との協力
各国政府が自然喪失と気候変動という二重の課題に取り組む中、私たちは保全に積極的に取り組む政府と協働し、保全の革新的なプロジェクトを設計・資金調達・実施することで、人びとの暮らしと生態系の双方を守ります。
企業との連携
コンサベーション・インターナショナルは、さまざまな産業と協働し、世界のビジネスのあり方を変える取り組みを進めています。企業が人と地球、そして経済成果のすべてに利益をもたらす持続可能な行動に積極的に取り組めるよう支援します。