セラード
​An armadillo from Brazil
© CI/photo by Olaf Zerbock
 

ブラジルのセラード地域は、国土の21パーセントを占め、南米で最も広大な森林サバンナ地帯です。激しい乾季が生態的特徴を形作っており、干ばつや野火に適応した植物生態系と、驚くほど多種の固有の鳥類や、オオアリクイ、オオアルマジロ、ジャガー、タタガミオオカミなどの大型哺乳類も生息しています。しかしながら、近年、農業用地(主に、とうもろこしと大豆生産)の急速な拡大が進み、その生息地が脅かされる結果となっています。さらに、年間4千万頭もの牛を出荷するため、放牧も、大きな脅威となっています。





概説

セラード地域は、中央ブラジル高原の2,031,990 km²に渡って広がっています。アマゾンに継ぐ、ブラジルで二番目に大きな生態系を抱える、このホットスポットは、ブラジル国土の21%強を占めています。(パラグアイとボリビアも若干、含まれています。)南米で最も広大な森林/サバンナ地帯のセラードは、主にサバンナ、森林/サバンナ、乾燥林生態系から成る唯一のホットスポットでもあります。この地域には、潅木の混じるサバンナ、木々が点在する草原、セラダオ (cerradão) と呼ばれる森林など、異なる植生がモザイク状に広がっています。

また、厳密に言えば、セラードの典型的な形態ではない、河辺林もこの地域一帯で見られます。 

ホットスポットには、10-4月の6~7ヶ月月に集中して、大量の雨が降ります。(年間1,100~1,600mm)その他のシーズンは、非常に乾燥した季節のため、植物の多くは干ばつに強く、野火にも適応能力があります。これがセラードの環境に適応する重要な要素となっています。 

実際、植物相には、野火に強いことを示すいくつもの例(厚い樹皮、皮のような強い葉、急速な再生能力、地下深い根系など)が確認できますが、この適応能力は、草地と木質系の植生の間のバランスを維持し、栄養の再生と発芽を助けることにもつながっています。