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<ニュースリリース>ダイキン工業とCI、世界の重要な森林を守るためのグローバルな連携に調印


6カ国で健康な森と健康なコミュニティを育み、

気候変動の緩和への貢献を目指す

総額450万米ドル(約4億5千万円)の事業で連携

 

​​​東京/米国バージニア州アーリントン(2014年5月13日)コンサベーション・​インターナショナル(CI)ダイキン工業株式会社は、これまでのパートナーシップを、今後数年間にわたり世界の6つの重要な森林生態系地域を守る事業に拡大することを目的とした合意書に調印したことをお知らせします。

CIと世界的総合空調メーカーであるダイキン工業によるこの新たな取り組みは、森林保全と環境教育活動に焦点を当て、地球にとって重要な世界6カ所の森林を守るとともに、そこで暮らす人々の持続可能な健やかな生活をサポートし、さらには二酸化炭素(CO2)排出量を削減することを目指します。​​

このパートナーシップは、本日大阪で発表された、ダイキン工業創業90周年記念社会貢献事業「“空気をはぐくむ森”プロジェクト」の一環です。省エネ空調機の世界的普及に注力するダイキンは、本事業を通じ1,100万ヘクタールに及ぶ、“自然のエアコン”とも言える、世界の森林を守ります。ダイキンはCIとのパートナーシップには、今後10年間で450万米ドル(約4億5千万円: 1米ドル=100円で試算)の支援を行います。

このパートナーシップの対象地域は、これま​​でにCIが気候変動の影響の緩和や自然資源の保全に焦点を当て様々な活動に取り組んできた下記の地域です:
  • アマゾンのアマパ生物多様性コリドー(ブラジル)
  • 中央カルダモン森林保護区(カンボジア)
  • 中国南西山岳地帯ホットスポット(中国)
  • グヌングデ・パングランゴ国立公園(インドネシア)
  • 東ニンバ自然保護区(リベリア)
  • 西ガーツ地方の森林地帯(インド)

~人々のくらしを支え、気候変動の緩和にも不可欠な森林〜​
​今ある森林を守り、またすでに森林が破壊されている場所に再植林を推進することは、清潔で継続的な水源の保全や地域の気候安定など、人々が持続的に暮らしていく上で不可欠な便益(生態系サービス)を提供します。気候変動の要因となっているCO2排出量の多くは、森林の伐採や農地への無秩序な転換に起因しています。こうした活動は、人為的な温室効果ガス排出総量のうちの11パーセントを占め、これは世界のすべての車両による年間総排出量に匹敵します。

回のダイキンとCIのパートナーシップによる保全事業は、国連生物多様性条約の愛知目標(生物多様性戦略計画2011-2020及び愛知目標)の趣旨とも合致しています。愛知目標は、2010年に名古屋で採択された、20の革新的な目標であり、目標の一つとして、世界の失われつつある生態系システムを2020年までに15パーセント回復することを目指しています。

【CIジャパン代表理事 日比保史の談話 「今回、ダイキンがこれまでCIと実施してきたインドネシアでのプロジェクトを高く評価し、森林保全事業を世界規模に拡大する決定をされたことを、大変光栄に思います。今後もこれらの森林保全事業の成功のために力を合わせ、またその結果として、世界中すべての人々と、特にこれらの森林とともに暮らす人々のために、健康な地球環境を維持していくことを目指します。」

【CIアジア太平洋フィールド部門のシニア・バイス・プレジデント、デイヴィッド・エメットの談話】 「ダイキンが、森林保全活動をこのように広範な世界規模に拡大することを決定したことに感銘を受けます。大変先駆的であり、他の多くのアジア企業にも、こうしたリーダーシップをもっと発揮して欲しいと思います。ダイキンの支援は、業界の代表的な企業が、地球の自然資源を守ることに対する責任感を持った際の行動力を示す、模範例です。」

【ダイキン工業代表取締役会長兼CEO井上礼之氏の談話】 「今回の10年間の合意により、インドネシアでCIと築き上げてきた成功事例を世界規模に拡げます。長期的で持続可能な取り組みを支援することの重要性を認識し、人々の幸福を支える環境や自然資源を守るための貢献を継続し

ていきます」と述べました。

ダイキンとCIのパートナーシップの経緯:
ダイキンとCIのパートナーシップは2008年に開始、インドネシアのグヌングデ・パングランゴ国立公園において、地域の重要な水源地や固有の野生動植物を守るために、再植林事業に取り組んできました。現在も継続中のこのプロジェクトは、「グリーンウォール(緑の壁)」プロジェクト(※CIジャパン「グリーン・ウォール・プロジェクト」(日本語)ページへ)と呼ばれ、これまでに300ヘクタールの土地に約12万本の自生種の木が植えられました。こうした再植林事業は、グヌングデ・パングランゴおよびグヌンハリム・サラク両国立公園をまたぐ地域(総称ゲデパハラ)を水源とする、首都ジャカルタを含む約3,000万人の暮らしに必要不可欠な飲用・生活用水を守ることに貢献しています。

今回のパートナーシップでの森林保全の対象地域:
今回の対象となる世界的に重要な6つの森林のうちの5つは、「生物多様性ホットスポット」と呼ばれる、生物多様性が豊かでありながら、地球上で最も危機に瀕している地域に位置しています。

ブラジル: アマゾン原生自然地域において、ダイキンはCIブラジルのアマパ生物多様性コリドーでの活動を支援し、インフラ投資による負の影響を回避するための統合的な開発計画と導入に貢献します。

カンボジア: 10年以上にわたり、CIは生物多様性ホットスポットである中央カルダモン森林保護区の保全のため、政府やコミュニティと協働しています。ダイキンの支援により、CIは、東南アジア最大級の手つかずの熱帯雨林で、かつ最も森林減少の低い地域のひとつである、この保護区の保全活動を継続していきます。さらに、ダイキンによる支援を通じたCIのイニシアティブは、現地コミュニティに対し、森林破壊の主要因となる非持続可能な農業以外での収入源を確保するため、樹脂や籐、エコツーリズムなどの代替生計手段を提供します。

中国: ダイキンは、CI中国が中国南西山岳地帯ホットスポットにて実施する、貴重な森林の保全に対する現地コミュニティの理解と保全活動への参画を促進するための、アグロフォレストリー手法の導入を支援します。森林と農業技術の組み合わせ、より多様で生産性に富み、収益性と持続可能性の高い土地利用システムを構築します。中国南西山岳地帯は、世界で最も固有種の豊富な温暖植物相を含み、ゴールデンモンキー、ジャイアントパンダやレッサーパンダなど、多くの種の生息域です。

インドネシア: ダイキンは、CIによるインドネシアのジャワ島、グヌングデ・パングランゴ国立公園における活動への支援も継続していきます。継続中の再植林活動と平行して、農家の人々がより良い価格設定を行うことができるよう組合の設立や、コミュニティやパークレンジャーにとって理解と導入のしやすい、適切なモニタリング協定の設計も行います。

リベリア: ダイキンは、CIリベリアが西アフリカの東ニンバ自然保護区で実施するプロジェクトを支援します。本プログラムは、西アフリカ・ギニア森林ホットスポットに生計を依存する現地の人々の暮らしと幸福を改善するための環境教育の推進と、東ニンバ自然保護区の保全の向上を目指しています。西アフリカでの最大の保全課題として、保護区の隣接地域に暮らす村落コミュニティの圧力を軽減するため、人々のニーズに応じた代替生計支援があります。CIが当地で実施する事業には、様々な経済的代替支援の開発を含みます。 

インド: 著しい人口増加の圧力に直面するインドでは、西ガーツ地方の森林地帯が木材や農地需要による劇的な影響を受けています。このインド北西ガーツ生物多様性ホットスポットで、CIとダイキンは今回、600ヘクタールの森林保全の目標を掲げました。特に森林破壊が進んでいる主要地域の周辺部を優先的に保全し、かつ現地コミュニティに対する持続可能な自然資源利用に関する環境教育を通じて、経済機会を創出します。こうした方法は、現地コミュニティに対し、当該地域での違法伐採を阻止するための森林保全法の遵守の促進や、生態系システムが与えるサービスと持続可能な生計との関係への理解を深めるためにも効果的です。

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