地域別海洋管理
 
 
A Giant Moray Eel among coral at Baie D'Ambodi-Vahibe in northeast Madagascar.
© CI/Photo by Sterling Zumbrunn
 
 
壮大な範囲で海洋を保護すること
海流は国境でとどまることはなく、そして海洋が直面している問題は、一つの政府や個人の指導者が単独で立ち向かうことができる規模ではありません。

"多国家間での海洋管理"という視点の欠如は、海洋資源の持続不可能である搾取につながっています。実際に、政府が行う開発に関する決断は、海洋利用の持続可能性や、人々の生活、将来の食料、気候、そして安全保障にとっての海洋資源の重要性を、全く考慮していません。

生物学的、経済的に重要である海洋の幅広い領域にわたって、新しい規制と保護を実現するという協調的な方法を用いて、脅威に立ち向かうと同時に機会を最大化する-これが、
CI海洋規模で協調的な計画の策定に取り組んでいる理由です。

なぜ、それが必要とされるのか?
地域レベルで海洋を管理することは、海への負の影響を改善し、持続可能な利用を実現するための唯一の道のりです。地域レベルでの管理は、政府の協調的なリーダーシップと行動、特に新しい海洋構想やその他の革新的な政策の創造を通じたものが無ければ、実現することができません。
地域レベルでの海洋管理、海洋健全度を強化するような政府のリーダーシップ、および効果的なトップダウンモデルを実証することで、他の地域の政府や指導者の活動の後押しとなるでしょう。

地域別海洋管理と人間の福利 
もし世界の選ばれた地域が、海洋健全度の改善においてリーダーシップを発揮し、有効性を実証したならば、政府のリーダーは、自国の海域において同様の行動を起しやすくなり、過去に成功したアプローチを再現しやすくなるでしょう。

それは何をもたらすか?
地域レベルでの海洋管理を行なうための、進歩的なリーダーシップと行動は、海洋健全度を改善し、海洋保全のための政府からの投資を増加させ、政府がますます、経済開発に関する決断において、海洋保全を要素の一つとして取り込むようになるでしょう。政府の指導者や、世界銀行のような多国間援助機関は、世界中の他の地域でも成功モデルを再現することができるでしょう。

戦略
既にCIは、コーラル・トライアングル地帯(世界的に多様なサンゴ礁を誇る地域の中心地であり、1億人以上が食料と生活を海に頼っている海域)における国家元首、そして7カ国の政府(インドネシア、フィリピン、マレーシア、コスタリカ、コロンビア、エクアドル、ブラジル)とともに、密接に協力しながら活動しています。これまで、6つの国はサンゴ礁、漁業、食料保障を維持するために、契約を結んできました。
 
同様にかつ大規模に、海洋健全度を改善するための前例の無い努力として、CIは太平洋域にある15の島国の地域機関および政府と、密接に活動しています。20098月に行なわれた太平洋諸島首脳会議において、キリバスは海洋保全と、我々の時代に際立った課題の管理を呼びかけ、太平洋海洋構想[1]を発表しました。この太平洋海洋構想のフレームワークは、継続して設計されており、2010年の太平洋諸島首脳会議において承認・発表されました。
 
サンゴ三角地帯と太平洋中心部における政府は、CIを信頼できるアドバイザーだと考えており、海洋保全と能力向上の支援を依頼してきました。CIは、これらの依頼に適切に答えるために、効果的な海洋管理のための政策およびそれらの変革を実行するための能力を改善するために、サンゴ三角地帯と太平洋諸国の政府とともに働く、地域および国際的な専門家からなるチームを結成しました。CIは同様に、成功に不可欠な財源を得るために、国際機関とともに活動していきます。
 
1) 太平洋海洋構想:EEZ(経済的排他水域)とその隙間を埋める公海も含む3,800万km2の海洋を保護管理しようという構想

CIのコーラル・トライアングル・イニシアティブ