カリフォルニア植物相地域
​Sea otters (Enhydra lutris), Monterey Bay.
© CI/Photo by Will Turner
 

カリフォルニアの植物相地域は、地中海性気候帯で、植物の固有種が多いのが特徴です。このホットスポットには、地球最大の生物であるジャイアントセコイアや、世界一背の高い(ジャイアントセコイアより細身の)セコイア(セコイアオスギ)が生息しています。

またこの地域は、ジャイアントカンガルーラットや砂漠のサラマンダー、カリフォルニアコンドルなど、数々の絶滅危機に瀕した生物種が生息すると同時に、アメリカで最大の鳥類の繁殖地になっています。

しかしながら、商業的農業(機械化された農業)による自然破壊が、アメリカ人が消費する農産物の半分を生産するカリフォルニアの植物相地域に大きな脅威を与えています。これに加え、都市の拡大や環境汚染、道路建設がさらなる拍車をかけています。









概説

カリフォルニア植物相は、世界で五つの地中海性気候の場所(その全てがホットスポットのリストにあげられています。)の一つであり、夏は乾燥し暑く、冬は雨が多いことが特徴です。この地域は、ヤマヨモギ(sagebrush steppe)、ウチワサボテン(prickly pear)の灌木地、沿岸セージ低木、シャパラル(chaparral:カリフォルニアの暑く乾燥した夏と冷たく湿った冬に対応した、常緑の低木から成る生物群系)、ジェニパーの森(ヒノキ科ビャクシン属の総称)、高地・低山植生林―亜高山林、高山森林、河畔林、ヒノキの森、常緑樹の混交林、ダグラスファーの森(Douglas fir)、セコイアの森、レッドウッドの森、海岸砂丘、塩湿地など、幅広い生態系を含んでいます。現在、自然植生の24.7%、面積にして約8万㎢が手付かずに近い状態で残っています。