ジャパン
 
 
 
​A White-tailed Fish Eagle (Haliaeetus albicilla) hunting over Japan.
© CI/Photo by Olivier Langrand
 

日本列島を形成する島々は、南の温暖湿潤気候から北の亜寒帯地域に広がっており、変化に富んだ気候と様々な生態系を生み出しています。ジャパン・ホットスポットに生息する脊椎動物種のおよそ4分の1は固有種であり、絶滅危惧種のノグチゲラや世界で最も北に生息する「雪ザル」として有名なニホンザルなどがいます。また、両生類も多様で、その75パーセントが固有種です。

日本の自然を破壊している最も深刻な要因の一つは都市開発です。また、マングースやブラックバスといった外来種の移入も大きな影響を及ぼしています。




概説

ジャパン・ホットスポットは、日本列島を構成する3,000を超す大小の島々を取り囲み、日本の総面積(約370,000 km²)を含んでいます。日本は、北海道、本州、四国、九州の主要4島に加え、小笠原諸島(無人島、硫黄あるいは火山列島)、大東諸島、南西諸島(琉球諸島と薩南諸島)、伊豆諸島を含む数多くの小さな群島から構成されています。また、日本は3つの地殻プレートが集まる場所に位置しており、このプレートのズレによって多くの火山、温泉、山地、地震が生み出されています。

日本は北緯22度~46度に位置し、南の温暖湿潤気候地域から北の温帯気候区まで幅広く、この緯度範囲、そして日本の山地形(国土の約73パーセントが山地で、富士山山頂の3776メートルが最高地点)によって、日本には様々な気候がもたらされています。本州中央に位置する山脈は、地球上でも有数の豪雪地帯である一方、太平洋側は非常に乾燥した地域となっています。九州南端の少し南に位置する屋久島は、世界でもまれにみる多湿な場所であり、場所によっては年間降水量が5,000ミリを超すところもあります。

日本の植生は、北海道(および本州、四国の高地)に生育するモミ属(fir)、トウヒ属(spruce)、マツ属(pines)の北方混交林から、南部の亜熱帯常緑広葉樹林やマングローブの生育する泥湿地まで、幅広い植生が見られます。例えば、本州および四国の高地では高山植物が生育する一方、この地域全体に渡って亜高山植物や原生ブナ林が見られますし、日本の南に連なる亜熱帯の島々には、本土とは異なる多くの固有の動植物がそれぞれ確認することができます。