オーストラリア南西部
​Clawless Gecko (Crenodactylus ocellatus), South of Perth, Western Australia
© CI/Photo by Russell A. Mittermeier
 

オーストラリア南西部のホットスポットの森林、高・低木林、荒地は、植物および爬虫類に高い固有性が見られます。フクロアリクイ、フクロミツクイ、ユーカリインコなどのお灸の脊椎動物も生息していいます。ウェスタン・スワンプカメは、保全活動の結果、生息数は増えましたが、依然として世界で最も絶滅の危機にある淡水カメの一種と見られています。オーストラリア南西部での生息地の喪失の主な原因は農業の拡大で、大規模な肥料の使用によって加速されています。原生動物相の主な脅威は、キツネやネコといった侵入外来種が持ち込まれたことです。




概説

オーストラリア南西部のホットスポットは、オーストラリアの南西端の356.717 km²を占めています。このホットスポットには、南西植物州(Southwest Botanical Province)が含まれますが、隣接の南西インターゾーン(Southwestern Interzone)は除外しています。

このホットスポットは、世界の5つの地中海性生態系の一つで、ほとんどの雨は、冬の間に降り、夏は乾燥しています。幅20-120kmの広大な海岸平野は、風化した花崗岩、片麻岩、赤土の層を含んだ、なだらかに起伏した高地に変化しています。

土着の植物は栄養が乏しい砂や赤土の土壌に適応し、広大な土地の収穫や羊の放牧を支えています。この地域は、草原はないですが、木が多く、森や森林、灌木、荒野が主な植生です。この地域の主たる植生タイプはフトモモ科ユーカリ属(Eucalyptus)の森林、ユーカリ属が多くを占めている"mallee"の低木です。

Kwonganという言葉は、アボリジニのヌーンガーという部族の言語から来たもので、西オーストラリアの様々なタイプの灌木を含めていますが、地中海性の植生タイプを持つ、その他の国のマキ、チャパル、フィンボスなどに似ています。Kwonganの基本的な構成タイプは、雑木林、低木の荒野、荒野で、それら合わせて土着の植生の約30%を成しています。多くの植生の構成単位は固有で、ユーカリ属の森林、kwonganの形を取るものなどあります。