ヒマラヤ

Khumjung Village, with Amadalam in the background, Nepal.

© CI/Photo by Russell A. Mittermeier
 

ヒマラヤのホットスポットはエベレストに代表される世界で最も標高の高い山岳地帯です。 これらの山々は、急激な隆起により形成されたことから、草原や亜熱帯の広葉樹林、樹木限界ラインを超えた高山の草地まで、多様な生態系を有しています。標高6,000メートル以上で維管束植物が確認できるほか、コンドル、トラ、ゾウ、サイ、およびアジア水牛を含む多数の大型鳥類と哺乳類の重要な生息地となっています。


概説

ヒマラヤは、北パキスタン、ネパール、ブータン、インドの北西および北東の各州にかけて3,000キロメートル以上に渡って弧を描くように伸びています。また、世界の8,000メートル級以上の山々が全て集まっており、世界一高い山、サガルマータ(エベレスト山)もここにあります。

この75万km²の広大な山岳地帯は、 2つの地域に分けることができます。一つは、ネパール、ブータン、西ベンガルとシッキム、アッサム、アルナーチャルプラデシなどインド各州、チベット南東エリア、北ミャンマーまでを含む東ヒマラヤと、クマオン・ガルワール、北西カシミール、北パキスタンまでの西ヒマラヤです。 これらほぼ人工的に分けていますが、アンナプルナとダウラギリ山の間を流れるカリ・ガンダキ川は、その深く削られた渓谷のおかげで、多くの種を外界から守る砦の役目を果たしてきました。

500メートル以下から8, 000メートル以上までヒマラヤ山脈の標高差は激しく、たった2,3百キロメートルの間に、世界一標高が高い沖積草原地帯や山麓沿いの亜熱帯広葉樹林から、中腹部に広がる温帯広葉樹林、山頂付近を覆う混合針葉樹林や針葉樹林、樹木限界ラインの上の高山草原地帯まで、多様な生態系をもたらしています。