起業家の力で世界のもっとも美しい場所を守る-「世界自然遺産地域環境保全型ビジネス支援プログラム(WH-LEEP)」 世界遺産周辺への資金的、社会的、環境的利益のための融資と助成
 
 
(2009年9月10日 ワシントンDC)- 国連開発計画(UNDP)、国連財団(UNF)とコンサベーション・インターナショナルは、最も貴重で危機に瀕する7つの世界自然遺産を守るための革新的な資金プログラム、「世界自然遺産地域環境保全型ビジネス支援プログラム(WH-LEEP)」を立ち上げました。

このプログラムは200万ドル(約1億9千万円)の資金から、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの世界遺産周辺の地元起業者に小規模ローンや助成金を提供するもので、貧困削減と生物多様性保全とともに、地域コミュニティメンバーによる事業開発を促進するものです。

対象地域は、以下の7つの世界遺産の周辺地域です。

ベリーズ・バリア・リーフ保護区(ベリーズ)
ウミガメ、マナティ、ワニなどが生息する北半球最大のサンゴ礁

モーン・トロワ・ピトンズ国立公園(ドミニカ)
熱帯雨林と温泉湖を有する傑出した火山地帯

ケニア山国立公園(ケニア)
12の氷河、竹林をもち、バッファロー、ゾウ、レオパードなどが生息

シアン・カアン(メキシコ)
40の先住民の遺跡があり、両生類、爬虫類、ジャガー、ピューマ、オセロットなどが知られる

プエルト・プリンセサ地下河川国立公園(フィリピン)
世界最長の地底河川をもち、公園の洞窟内は鳥やコウモリの大群が生息

キリマンジャロ国立公園(タンザニア)
アフリカ最高峰で、雪をいただく山頂がサバンナにそびえる

マダガスカル南西部の乾燥林(マダガスカル)
豊かな地下水脈を覆いレムールなど固有種の生息地である落葉林(世界遺産候補地に申請中)

これらの世界自然遺産は、その類を見ない自然の美しさや科学的な重要性から、人類にとって比類なき価値を有するとしてユネスコにより認められています。

世界自然遺産地域環境保全型ビジネス支援プログラム(WH-LEEP)は、UNF、UNDPの地球環境ファシリティ(GEF)小規模補助金プログラム(SGP)およびCIのヴェルデ・ヴェンチャーズ基金によるパートナーシップです。ヴェルデ・ヴェンチャーズ基金の参加は、ダイワ証券グループとCIのパートナーシップであるダイワCI生物多様性基金(DCBCF)により可能になりました。

WH-LEEPは、小規模起業家が銀行から資金を借りられるまでに事業を成長させるよう支援するため、ローンと同時に助成金も提供するアプローチを採用しています。たとえば、持続的な農業、エコツーリズム、オイルやナッツ、繊維などの森林生産物の採集などによるビジネスなどが対象です。マーケティングや製品の改良、ガイドのトレーニングや認証など、事業成長プランにおける具体的な活動に資金が支援されます。ビジネスが成長していけば、さらなる資金や段々に低金利での融資を受けることも可能です。

現在、ベリーズ、ケニヤ、メキシコ、タンザニアからの応募を受け付けており、2010年10月以降、ドミニカ、マダガスカル、フィリピンからの応募が可能になる予定です。

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