世界の指導者たちは、日本からの「生物多様性の10年」提案を受け入れるべき
 
コンサベーション・インターナショナルは、日本の提案を支持します。

ニューヨーク市:9月22日、国連総会で、日本政府が、現在世界が直面する環境の危機を食い止めるための世界的な取り組みを強化するため、2011年から2020年を「国連生物多様性の10年」とする宣言を提案しました。この提案は、生物多様性に関しての初めての国連総会において提案されたものです。

コンサベーション・インターナショナル(CI)の生物多用性・生態系サービスポリシー・ディレクターのリナ・バレラは、「わたしたちは、この提案を強く支持します。なぜなら、生物多様性の喪失を止め、貧困を緩和するためには、これから数十年にわたり徹底した保全の取り組みが必要だからです。いまこそ、この地球が直面する最大の課題に取り組むために、高い目標を持ち、政府、NGO、市民や企業が協力するときです」と述べています。

自然への負荷は、あまりに急速に深刻化していますが、明らかに、その対応は十分ではありません。そのため、わたしたちは、世界の指導者たちが、日本の提案を採択し、環境危機を取り組むべき重要課題に取り入れるよう主張します。

世界の国々は、2002年に合意された「2010年までに生物多様性の喪失を著しく減少させる」という2010年目標を達成することができませんでした。約1ヵ月後に、日本で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、世界の193の代表が、次の1年に向けての新しい目標に合意します。

「生物多様性は極めて急速に失われており、森林や海洋に大きく依存する漁業や手工業、観光業などのような産業で生計を立てている農漁村の貧困層、すでに一番弱い立場にいる人々に影響を及ぼします。政策決定者は、自然環境が貧困削減にとってカギとなるとともに、現在の課題を長期的に解決するものであることを認識する必要があります。」