スリナムの熱帯雨林で24種の新種を発見
 
 
アマゾン北部生態系の価値が再認識される
(6月4日スリナム・パラマリボ)- 南米スリナム東部の奥深い山地で、コンサベーション・インターナショナル(CI)の科学調査チームは、花のようなムラサキ色の班のあるカエルをはじめとする両生類、魚類、昆虫などの24種類の新種を発見した。

この発見は、CIによる2005年の 生物多様性短期集中調査(RAP)および2006年のフォローアップ調査によるものであり、スリナムのようなまだ知られていない熱帯雨林に秘められた価値があることを明らかにした。

本調査は、政策立案者やその他のステークホルダーが、地元の住民や地球規模の生態系に資する重要な生物多様性と開発のバランスをとって決定を行うための情報を提供する。

「スリナムには、アマゾンの中でももっとも原始の人の手のはいっていない森林がある。長い間地元の人々の生活を支えてきただけでなく、科学的研究や二酸化炭素の吸収源としての経済的価値における可能性を有している」とRAPプログラム責任者のCIのLeeanne Alonsoは語った。「この研究成果は、スリナムがこの国のもっとも価値のある自然資源を守りながらいかに経済的発展を行うのかの意思決定に不可欠な材料となるだろう」

発見されたのは、鮮やかなムラサキ模様のAtelops属のカエル1種、Eleutherodactylus(コヤスガエル属)のカエル4種、魚類6種、フンコロガシ12種、およびアリ1種。

また、ガイアナ楯状地(周辺のガイアナ、ブラジルなどを含む地域)に固有の生き物が27種見つかった。金鉱採掘により小川が汚染され、50年以上も目撃情報がなく絶滅が危惧されていた希少なHarttiella crassicauda(armoredなまず)も見つかった。

2回の調査で発見された生物は、ネコ科のヒョウやピューマ、諸種のサル、爬虫類、両生類、コウモリ、鳥類、魚類、昆虫など合計で467種で、この地域の自然の豊かさを表すものである。

調査レポートは、狩猟や小規模鉱物採掘などの脅威を明らかにし、この地域の保全マネジメントを改善するよう呼びかけている。また、とりわけ、監視のない貧弱に計画された開発からの小川の保護と野生生物生息域の分断化防止を提言している。

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