NGOが共同で国連の会議で2020年までに環境破壊を止めるための行動を提案 (2010年5月19日)
 
世界各国の生物多様性保全のための一層の取り組み強化を主張

【ナイロビ,ケニア,2010年5月19日】 世界で活動する非政府組織(NGO)が、ナイロビで開催されている生物多様性条約科学技術助言補助機関(SBSTTA14)総会で、警戒的なスピードでの環境劣化を警告し、この問題に対処するために取り組みを拡大させる必要があると提案した。

生物多様性は、かつてないペースで失われ、何百万人もの人々の生活や世界の経済を支えるために必要不可欠なサービスや物を供給している生態系のキャパシティは、徐々に蝕まれている、とNGOの共同声明は指摘している。この問題の根本的な原因は、いまだ適切に理解されていない。というのは、現在の経済や政治のシステムと政策は、非持続的なレベルで自然資源を過剰に消費することを促進するものだからである。

「いま、われわれは、ターニングポイントにいる。根本的な変化が必要だ。社会は、社会経済と環境政策をリンクする新たなビジョンを必要としている」と声明で指摘されている。「しかし、まだ行動することは可能だ。わたしたちは、いままでの成功事例から学び、聡明で公平な未来のためのアプローチを作り上げることができる」
   
この声明は、ナイロビの国連計画ビルに集まった193カ国の代表者によるSBSTTAワーキングセッションで、5月17日に発言された。

SBSTTAは、生物多様性条約の意思決定機関への科学的助言を行う。ここでのレコメンデーションは、戦略計画にまとめられ、今年10月に日本で行われる締約国会議(COP10)において、今後10年間で生物多様性の喪失を減らすための目標を立てるために世界のリーダたちにより合意されるものだ。目標は、環境に悪影響をもたらす補助金をなくし、過剰な漁業に取り組み、生物多様性から生じる利益の公平な分配の規範を作り上げることなどだ。

声明に参加したNGOは、関連経済セクターへの生物多様性の価値と利益と、喪失により負担するとになるコストを各国政府が認識するために、目標の見直しを提案している。

「われわれは、目の前で自然が劣化していくのを見ているのに、いままでの適切な対応をしてこなかった」とコンサベーション・インターナショナル(CI)政策部門シニア・マネージャーのリナ・バレラは言う。「もし、次の世代のために、十分な飲み水や新鮮な空気を残したいのであれば、すべき重要なことのひとつは、保全のために重要な地域を、種のレベルからそれらが作り上げる全体のシステムまで保護することだ。

NGOによるこの共同声明は、マラウイにサポートされたため、今週さらに政府代表により検討され、計画の最終版に加えられる可能性がある。

共同声明に参加したNGO
バードライフ・インターナショナル
BGCI -- Botanic Gardens Conservation International
コンサベーション・インターナショナル
エコ・ネクサス
エコロパ
Forest People's Programme
Fundaci?n Vida Silvestre Argentina
Global Forest Coalition      
Global Invasive Species Programme
グリーンピース
生物多様性条約市民ネットワーク (約80の参加団体)  
Plantlife International  
The Gaia Foundation   
The Timberwatch Coalition, South Africa
トラフィック
VAS - Green Environment Society (federation of 50 organisations in Italy)      
ウェットランド・インターナショナル 
WWF