「ミクロネシアの挑戦」- 島嶼国家、未来のために生物多様性保全に踏み出す
 
 
生物多様性条約第8回締約国会議にて表明 (3月29日 ブラジル/クリチバ)- 世界の島嶼国の代表は、28日夜、生物多様性条約第8回締約国会議において、島嶼国の将来を見据えて、生物多様性の保全に貢献していくことを発表した。主催者のパラオ大統領のトミー・レメンゲサウ大統領は、ミクロネシアの他の国々の支持をうけながら、「ミクロネシアの挑戦」を宣言した。2020年までに30パーセントの沿岸域と20パーセントの陸域を保護する。

太平洋地域のミクロネシアの国々の取り組みに触発され、カリブ海のグレナダも、2020年までに25パーセントの沿岸域と25パーセントの陸域を保護することを宣言した。この宣言はグレナダ内閣に承認されており、グレナダの海洋保全区域を9倍にし、陸域環境保全区域を2倍以上にするものである。

島嶼部には、世界の人口のおよそ4分の1の、5億人以上の人々が住み、16パーセントの地球上の既に知られている植物種と50パーセント以上の熱帯海洋生物多様性を有する。30パーセントの世界のサンゴ礁は激しいダメージを受けており、緊急に保全を行わないと、その60パーセントは2030年までに消滅するといわれている。いままで絶滅してしまった地球上の種の半数が、島嶼部の種なのである。迅速な対応がとられない場合、島嶼部は、種、生物多様性、さらに住民への危機に直面することになる。

ミクロネシアとグレナダの表明は、ニュージーランド、インドネシア、クリチバなどの国々から歓迎を持って迎えられた。 NGOもこれにこたえ、技術的および資金的支援を行うことを決定した。

「ミクロネシアの挑戦」には、パラオ共和国、ミクロネシア連邦、マーシャル、グアム島、北マリアナ諸島が参加。

この会合の協賛となったのは、イタリア政府、イギリス政府、南太平洋地域環境計画(SPREP)、ザ・ネーチャー・コンサーバンシー、WWF、コンサベーション・インターナショナル(CI)、国際サンゴ礁行動ネットワーク、パラオ・コンサベーション・ソサイエティ、ポンペイ・コンサベーション・ソサイエティ、ミクロネシア環境保護トラスト、IUNC、バードライフ・インターナショナル、鳥類保護ロイヤルソサイエティ。