気候変動
© CI/Haroldo Castro
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ボランタリー市場を利用した森林カーボン・プロジェクト

CDMプロジェクトから生み出されるカーボンクレジットは、京都議定書の下での各国の目標達成に活用されることが想定されています。一方で、企業や個人が自らの活動から排出される温室効果ガスを自主的(ボランタリー)な取組みとして相殺(オフセット)する動きが活発になってきました。そのようなボランタリー市場での利用を目的に開発されたのがボランタリー・クレジットです。ボランタリー・クレジットを生む出す森林プロジェクトは、クレジットとして直接評価される気候変動緩和への貢献に加え、生物多様性保全、非木材製品の供給や水源涵養などを通じた地元住民の貧困削減や生活向上などに貢献するものとして注目を集めています。

CIでは、企業や個人の様々な関心と森林プロジェクトのもたらす大きな貢献を結び付ける可能性を広げるため、カーボン・クレジットの活用に積極的に取り組んでいます。

森林カーボン・プロジェクトでは、そこから生み出されるクレジットの量を正しく評価するとともに、プロジェクトの質を向上させることが必要です。CDM登録に相当するボランタリー・クレジットに関する基準としては、ボランタリー・カーボン・スタンダード(VCS)などがあります。クレジットの客観的で適切な評価と発行を可能にするVCS等と、質の高いプロジェクトの設計を支援する気候・地域社会・生物多様性スタンダード(CCBスタンダード)の組み合わせも有効な方法です。