HFLD
© CI/Photo by John Martin 
豊かな森林を維持している国(High Forest Cover, Low Deforestation)
REDD+を実施する際は、森林の減少が著しい国はもちろん、現状において森林が豊かであり、かつ減少率を低く抑えている国(High Forest Cover, Low Deforestation:HFLD)も参加できる枠組みに合意することが重要です。HFLD国とは、過去に大規模な森林破壊が行われず、原生に近い状態のまま森林を多く保全・維持している国を指します。HFLDの国々の森林は、炭素吸収源としての機能だけでなく、生物多様性の保全や生態系サービス機能の向上に貢献するなど、様々な価値を有しています。

HFLD国は、森林破壊の歴史を持たないので、将来的な森林破壊リスクが低い国ともみなされがちです。しかし、経済的な政策の導入や木材などの原材料価格の変動により、森林破壊が国から国へと移動することは、既に実証されています。 REDD+に森林減少率が歴史的に低い国々が参画しなかった場合、森林減少・劣化の圧力はそれらの国々におよび、REDD+メカニズムに参画しなかったそれらの国々からの排出量が増えることで、地球規模での排出量が増加することが予想されます。

CIは、ガイアナやスリナム、コンゴ民主主義共和国に代表されるような、HFLDの国々をポスト2012年以降の枠組みにおけるREDD対象国として含め、地球規模で森林破壊の防止を目指すことが重要であると考えています。

CIでは、HFLDの代表的な国であるスリナム政府やガイアナ政府に対し、REDD+参加・実施のための国家計画の策定プロセスに対し、様々な支援を実施しています。