「グリーン・ウォール」の創生 グヌングデ・パングランゴ国立公園 住民参加型森林再生プロジェクト 現地からのお便り【2012年4月12日】
 
 
 
森林再生事業の進捗
雨の多い日が続いています。

雨のお陰で木の苗に手がかからないこの季節、私たちは、電気ときれいな水を村に届けるための作業に集中しました。 

超小型水力発電(ピコハイドロ)
テンゲ村は、グヌングデ国立公園に隣接する村です。大きな町や道路からとても遠く、開村から70年以上たっても電気が通っていませんでした。

​2月の終わり、グヌングデ国立公園から流れ出る川を利用した超小型の水力発電所がテンゲ村に完成しました。

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ピコハイドロと呼ばれるこの超小型発電所で0.5kWの電気が発電され、村に暮らす6家族に届けられています。

電気をもたらす水の流れ。川の上流を覆うグヌングデ国立公園の森は、雨をその豊かな土に貯えることで、発電に必要な安定した流れを作り出しています。テンゲ村の家々に灯る明かりは、森がもたらしてくれる恵みです。​

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きれいな水
雨の多いインドネシアと言えど、生活に必要な量の雨が毎日降ってくれるわけではありません。

広大な面積の森に降り注いだ雨は、地中にしみこみ、集まって湧き出し、川となって流れます。水道がない村では、毎日の生活に必要な新鮮な水を川まで汲みにいかなければなりません。

プロジェクトでは、そんな水道の通っていなかった村にきれいな水を届ける取り組みを行っています。私たちは、村の人々と話し合いを重ね、一緒にルールを作ってきました。国立公園局と村との調印式には、150人もの人が出席しました。​

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村のセレモニー
今回のような大事な取り組みの前には、村の伝統にのっとった簡単なセレモニーが執り行われます。ニワトリあるいはヤギが捧げられ、村長さんに続いて皆で安全と成功を願うお祈りをします。

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