グローバル・コンサベーション・ファンド(GCF)
主な成果
© Giacomo Abrusci
 
中央アメリカの熱帯雨林から南太平洋の海洋保護区まで、GCFの投資は、広大で重要な地域の保全活動を支援してきました。これらの地域は、現在から将来にかけ、長きにわたり人類に恩恵をもたらす生きた自然遺産です。
 
GCFは、CIのフィールドプログラムと40以上のパートナーの協働による、のべ20か国以上、7,900万ヘクタール以上の陸域および海域の絶滅危惧種の生息地確保を可能にしてきました。GCFはまた、15の保護区設立ための寄付金を立ち上げ、環境保全のための5つの主要債務スワップを促進するため、中心的な役割を担っています。


ブラジル・カヤポ基金
20117月、GCFから800万ドルの支援を受けて、ブラジルの南東アマゾン地区のカヤポ先住民族の長期的な支援を目的とした初の基金が創設されました。同地区へのGCFの支援は、辺境地区の管理とカヤポ族の土地の保護、並びにカヤポの人々の為の持続可能な経済活動の開発を目標としています。これらの助成は、5つの先住民族が所有する土地に住むおよそ7000人に恩恵をもたらします。
カヤポ基金は、ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDS)がアマゾン基金を通じて400万ドルを拠出したのに加え、GCF CIブラジルlからの400万ドルが元手になっています。
カヤポ基金は、ブラジル生物多様性基金 (FUNBIO)とブラジルの生物多様性保全活動を行っている市民組織により管理され、アマゾンの3%、または、グアテマラまたはアイスランドの国面積、あるいはアメリカ合衆国のオハイオ州と等しい大きさである1060万ヘクタール(約106,000平方キロメートル)の地域を保全することを目的としています。
GCFは、ブラジルの先住民族を保護するために設立された政府機関であるフナイ(FUNAIと協力し、2002年よりカヤポ族による管理プログラムを含む保護区境界1,600キロメートルを管理するため、本プロジェクトへの支援を開始しました。
 
キリバス共和国・フェニックス諸島保護区
GCFCIパシフィックプログラムおよびニューイングランド水族館のサポートにより、太平洋の小さな島嶼国であるキリバス共和国は、世界で二番目に大きな海洋保護区であり国連で最大の大きさである世界遺産を創設しました。ハワイとフィジーの間の赤道近くに位置するフェニックス諸島保護区(PIPA)には、海洋原生自然であるサンゴ礁と豊かな魚群が、乱獲や気候変動により脅威にさらされています。
キリバス共和国とニューイングランド水族館の数年にわたる共同調査ののち、2008年に410,500平方キロメートルの保護地域が創設されました。GCF、プロジェクトの開発資金の85万ドルを提供し、更に永続的に保護区の管理をサポートするために250万ドルの技術支援を表明しています。
 
 
インドネシア共和国・自然保護債務スワップ
GCF2009年に、スマトラタイガー(Panthera tigris sumatrae)やオラウータン(Pongo abelii)のような絶滅危惧種の生息地を保護し、同時にインドネシアの人々の生計手段を支えるためアメリカ合衆国とインドネシア共和国の間で、この種類では最大規模である3,000万ドルの債務自然保護スワップを実施しました。この取引の結果、インドネシア政府はその後8年間で基金へ3,000万ドル近くを支払い、基金は、重要な森林生態系の保護とスマトラの自然修復事業への補助金として支給されます。インドネシアにおける自然保護スワップはアメリカ政府からの2,000万ドルの寄付と、CIとインドネシアの生物多様性基金KEHATIそれぞれによる100万ドルの提供により実現可能となり、GCFは債務スワップの設計と交渉を支援しました。